世界のいろいろなスポーツを地理的な視点から考察。

サッカーに飽きた筆者が世界と日本のいろいろなスポーツについて考えます。あとほかに趣味のこととか。

ラグビーの不公平さ

ラグビーW杯で盛り上がっていますが、サッカーの世界の考え方に慣れた身としてはラグビーの世界の考え方というか独特の文化に時折違和感を感じます。まずラグビーは強豪国に有利とはよく言われるところです。

ラグビーの世界では頂点にティア1(6ネイションズと南半球4か国)と言われる伝統国があって、中堅国や新興国はティア1の国とテストマッチさえ満足に組む機会がないとのこと。W杯の出場決定方法についても本大会でベスト12以上だと次回自動的に進出する仕組み。サッカーのような1から地域予選を勝ち抜いて本大会を目指す方法とは違い強豪国が予選敗退するようなアップセットが起こりづらくなっている。W杯もティア1に有利な日程になっていると言われる。

地域大会にしてもそう。ヨーロッパチャンピオンを決める大会が6ネイションズでその下に位置するのがヨーロッパネイションズカップ。驚くべきことに入れ替えがない。将来的にルーマニアやジョージアやポルトガルあたりがどんどん強くなってきたらどうするんでしょうか。6ネイションズを増やすんでしょうか。南半球に至ってはもはや大陸単位じゃありません。6ネイションズも元々はイギリスぐらいしかラグビーをやってなかった時代はこれでよかったと思うんですが、グローバル化を目指すスポーツではどうなんでしょう。将来的には入れ替え制にするとかイタリアあたりを移管してヨーロッパネイションズカップを6ネイションズに肩を並べる存在にするとかが必要な気がします。大学ラグビーの対抗戦とリーグ戦みたいに。

 日本みたいな新興国とかヨーロッパネイションズカップの国あたりがもっと強くなってWカップで6ネイションズの国を倒すくらいになればワールドラグビーの考え方も変わってくるんでしょうけど。今たとえばアフリカ選手権で南アフリカの次のレベルがジンバブエナミビアじゃ試合にならないのは目に見えてるから今は仕方ない気もします。

なんかイギリスを中心とした伝統国の特権意識というか見下し感が嫌です。この格差を固定する仕組みがラグビーがいまいち偏った国にしか普及していない原因となっているのは明白でしょう。

こう考えていくとサッカーが(FIFAが汚職にまみれているとはいえ)フェアに思えてくるんですが。